寝ットカフェ・レポ
今晩は
関東某所の某 ・寝っとカフェに潜りこんだ。
何の気なしに安さだけで選んだ店だったのだけど、
ここが何だかちょっと変わってて面白いのだ。
店内にはダーッと一面横並びに広がり圧力を与えるマンガ本…というのが通常のネカフェだが、
表紙が私とコンバンワ♪、本棚にそっと平置きに置かれてたり、異規格のマニアなマンガ本や絵本がずらっと並んでいたのだ。
よく見ると、店員による各本についてのレビューまで事細かに置かれている。
いうならばビレッジバンガードみたいな本の陳列。
部屋(スペース?)も畳ばりで、一人暮らしの部屋みたいな感覚。隣の部屋には、簡単なソファーがあった!
次に驚いたのが、何の気なしに入ったトイレの張り紙。
ネカフェ内のモラルマナー的な注意書きなのだが、
“大変申し訳ないのですが、お客様の体臭、体の臭いがきつい方は入店をお断りする”という旨が、とても丁寧かつ低姿勢に直筆でかかれていてその文面がまた面白いのだ。
ここまで来ると面白い!
旅ズレしてしまってる私でも、今晩は何だかワクワクしてきた!
他にも何か無いかしら…と探すと、出入口に発見!
三本の蛍光灯が無造作に光っていたのだけど、よく見るとこれが空席状況を示す物らしいのだ。
要するに、満席になると蛍光灯が1本ずつ消えていくのだろう。
いや〜このネカフェの店長さんとは、物作りに対しての考え方が合いそうだ(笑)
今まで、全国数々のネカフェを泊まり歩き、日焼けマシーンが置いてあったりネイルサロンがあったりびっくりしてきたけど、いや〜今日は久しぶりに驚いた!
ゴールしたら、全国のネットカフェ情報本でも書きたい!と考えたりした(笑)
ひとり酒
小さな小さな南の島出身のオーナーはこんな都心で店をやっています。
「島に仕事があれば、島に帰りたいと思うよ」
ロト6を片手にそう言います。
島は小さく、生きるためだけのささやかなお金さえ稼ぐのが難しいのでしょう。
「でもね、娘が居るからね。島に帰ったら、中学生までしか一緒に居れないからな…」
と続けて言いました。
そう、その島には高校がないのです。
だから、15歳になり高校進学したければ島を出て行かなくちゃいけなくなる。
私は沖縄の島々を旅してるとき、
離れた島の高校へ子供を通わせるために、両親とも出稼ぎに出て一家離散状態の方とお会いしたことがあります。
その時、
日本ってそんな国なんだな、って思いました。
良しも悪しも、そんな国なんだなって。
都心では考えられない現実だけど、私の国で起きてる出来事なんだなって。
そうだよな、