遙の原チャリ日本一周～配達の旅

旅の紹介＆プロフィール

Author:遙♪(はるか)

"強くなりたい"と思い、
2008年8月～
旅をスタート！
50ccなので、
高速道路はＮＧ(°°;))
下道とフェリーだけで
のんびり進めます♪

遠く離れてしまった
友達や親、昔の恩師…
★★大切な誰かへ★★
伝えたいメッセージの詰まった
"手紙や贈り物"をお預かりして、
日本各地に届けながら
旅を進めています(*^^*)

2008年12月に
看病をするため
一時旅の中断を決心。
2009年4月に再開し、
貯金が尽きてからは
手作りのミサンガを
路上販売しながら決行！

現在旅のまっ最中です！

◆連載
月刊オートバイ
（毎月１日発売)

エトセトラ

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ホームレスのおっちゃん

昨晩、私が路上販売を出した所は、
どうやらホームレスの方々が集まるど真ん中だったみたい。
見知らぬ土地なので情報も掴みにくくて、まぁそんなシデカしてしまう事もあります。

そこで、一人のホームレスのおっちゃんにだいぶん怒られました。(怒られても移動はしなかったけども)
自分達がどんな暮らしをしてるのかと、
君は食べ物や住む場所に困っていないだろう、という話を。
私は、何も言うことが出来ませんでした。
私には自分の家に帰り働き賃金を得る力があり、その通りだったから。
おっちゃんは、一日中、空き缶を拾って１２００円だそうです。

おっちゃんは、栄養ドリンクをあげようとした私に「施しは要らない！」と
キッパリ断りました。(今思うと、大変失礼な事をしてしまったと反省しています。)

おっちゃんは、私のバイクのいでたちや私の様相をしばらく観察して、
「きっと、君は何かポリシーっていうモンを持って旅してるんだろうな」とつぶやきました。

おっちゃんは、私に「日本中を旅してどんな風に思った？」と質問し、
「とても素晴らしい国だと感じました」と返答した私の言葉に、
ガッハッハ！と地面に転がって大笑いをしました。
普段ならそう答えると「フウン…」と物思いにふける人が殆どなのに、
おっちゃんには違う日本を経験しているように思い衝撃を受けました。
おっちゃんは、何だかんだ夜中まで私の近くに居て、
最終的には仲良く(？)なり、ススキで作ったバッタをくれました。
私もおっちゃんに、一つミサンガを編んでプレゼント。
「商売道具なんだから大事にもっとけ」
と断られもしたけど、最後はもらってくれました。
栄養ドリンクはもらってくれなかったのに、手編みのミサンガはもらってくれたホームレスおっちゃん。
何を見て何を想ってるんだろうか？
貧困率(所得格差の率)が世界ベスト５に毎年入るという日本を、自分の肌で感じ考えさせられました。

宿に帰って色々考えたけれど、
ホームレスの方の目の前で路上販売をしたことは間違ってたな、
と思いました。
今晩は、少しズレた場所でシートを広げよう、と思います。私は旅をして、議員の方からホームレスの方まで
色んな人に出会ってきました。
本当に勉強の毎日です。
さて、今日も路上販売に行ってきます！！

未分類　｜　コメント＆トラックバック（3）　｜2010年4月30日（金）