帰ろっか
今日いっぱいで、一度東京に戻ろうかなと考えています。
というのも、
計画避難区域の人たちが避難する期限が当初5月末までという話だったので、それまで福島にいて人が避難した後に緊急に保護が必要な放浪犬猫たちが現れないか状況を見極めたいと考えていたのですが、
浪江町も飯舘村も牛の処分・移動がまだ終わっておらず計画避難が全て終わるまでは6月中旬までかかりそうなのです。
捕まらない子犬には後ろ髪をひかれますが、浪江町に住みながら保護活動をしているAさんにお願いし、私は一時帰宅して生計を少し立て直す努力をしようと思います…。
まあそんなこと言ってても、放浪犬猫が夢に出てきて気になってすぐ福島に帰ってきちゃうかもしれませんが。
あーした天気になーあれ
保護したヤギ
二週間くらい前に、原発23キロ地点の浪江町で保護したヤギの「ゆきちゃん」。
飼い主さんの知人から了承をえて保護したものの飼い主さんとはまだ連絡がとれず、心ある獣医さんのお家で一時保護をしています。
近所では、玄関を守る番犬ならぬ番ヤギとして注目をあびています。
このゆきちゃん、とてもなつこくてメチャクチャ可愛いんです。
獣医さんが近寄ると、嬉しくって嬉しくってウレションします。
リードをつけてお散歩も出来ます。
人が近寄ると尻尾をパタパタさせます、人が大好きです。
飼い主さんは、きっとペットとしてゆきちゃんを飼っていたんでしょうね。
庭に一頭だけ繋がれていた状態だったし。
そんなゆきちゃんも、今朝お散歩の帰りに犬に脚をかまれてしまいました。
おとなしいゆきちゃんは、何も鳴かないから全然気がつかなかったけれど、ちょっぴり出血。
黄色いチーフを包帯にして手当てをしました。
だけど、本人はあまり気にしてないみたい。
台風一過のあたたかい日差しをうけて、ゆきちゃんは何を考えてるのかなー…
検問中
ただいま30キロ地点で検問受けてるところです。
原発20キロ地点と30キロ地点付近には検問があります。
20キロ圏内は警戒区域で入ることが出来ませんが、20〜30キロ圏内は警察の了解をえて保護にはいっています。
長いな〜15分以上かかります
空っぽになった牛舎
ここは、原発30キロ圏内。
計画避難区域の浪江町、牛舎です。
牛は売られたり処分されたりして、いなくなりました。
町からだんだんと家畜がいなくなり人がいなくなり…だんだん空っぽになっていっています。
20キロ圏内にだんだん似てきました。
毎日、
町が死んでいくのをみています。
あら、牛がいなくなった牛舎に猫がいました。
牛は何とかしても、牛舎で害虫駆除として飼われていた猫はそのままなんですね。
牛舎には猫があふれています。